それは当然天然物でしょう!確かにそうなんでしょうけど,実はあまり知られていない事実もあります。
数年前の静岡の新聞に掲載されたのですが,現在県内の山野に自生しているほとんどの自然薯が,ウィルスに感染しているなどの理由で,本来の自然薯の特性が損なわれているとの事です。
その最大の理由は,開発や自然薯の乱獲などの為に,人が山に入っている事でウィルスを運んでしまっている事だそうです。
更に,掘りっぱなしで持って行ってしまうので,量も激減。
(その穴に地主さんが落ちて怪我をする害も多数あり。)
また、掘った自然薯の【ほず】(上の部分)を植えていく所までのは良いのですが,身の部分が無い為アクの強い粗悪な自然薯となってしまう。
などの理由から,山へ入って天然物を掘ってきても,自然薯の本来の特性の損なわれた物の可能性が高いという事になります。
しかし,これをいつも食べている人は,自然薯とは外観も黒くて,摺るとアクが強くて黒く変色して,触るとかゆくなるのが普通だと思ってしまいます。
そうすると,栽培物を見て「こんな白い芋はダメだ!」とか「あ〜、どうせ作り芋だろ」と言ってニセモノのように悪く評価します。
しかし,自然薯とは本来,外観も白くて,摺り下ろしても白い物です。良質な自然薯は、アクが出なければ大してかゆくもなりません。
粗悪な芋は,摺り下ろすと黒く変色して,アクの強い匂いがプーンとして,だし汁と全然上手く混ざりません。
良い芋は,だし汁にすぐに馴染んでいきますし,上品な香りがします。
本当の芋掘り名人は知っています
もちろん天然物にも,良い環境で育った物には素晴らしい物もあるでしょう。
ただ、できたら自然薯に対して,正しい認識を持って頂きたいので以上のように紹介しました。
専門家の中では、多くの自然薯の中から優良系統を選抜して、ウィルスフリー化などしっかり品質管理された栽培物の方が、現在の多くの天然物よりもよっぽど自然薯本来の性質を持っている、という話があるくらいですから。
>>自然薯(山芋)の大きさと味
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